「中学歴史」重要語句~一問一答~(No.7)
こんにちは。ライスです。
今回で「中学歴史重要語句第7回」です。
早速始めていきましょう!
<目次>
問題
①律令制のもとでの税のひとつであり、田(口分田)も面積に対して課せられた税のことを何というか。
②律令制のもとで、九州北部の沿岸の防衛にあたった兵士を何というか。
③三世一身法にかわって743年に出された、新しく開墾した土地(墾田)は、永久に自分の土地にしてよいとした法令は何か。
④7世紀初めに、聖徳太子が大和の斑鳩(現在の奈良県生駒郡斑鳩町)に建てた寺で、現存する世界最古の建造物で、世界遺産に登録されている寺を何というか。
⑤唐から進んだ制度や文化を取り入れるため、唐に派遣された外交使節を何というか。
⑥后の光明皇后とともに、仏教を深く信仰した奈良時代の天皇は誰か。
⑦⑥が国分寺の本山として建てた寺を何というか。
⑧⑥の遺品や大仏開眼供養の仏具などが納められていた、⑦の宝物庫を何というか。
⑨741年に出された⑥の詔により国ごとに建てられた寺を何というか。
⑩712年にできた全3巻で、天武天皇の命でつくられた歴史書を何というか。
解答
①租
②防人
③墾田永年私財法
④法隆寺
⑤遣唐使
⑥聖武天皇
⑦東大寺
⑧正倉院
⑨国分寺
⑩古事記
解説(補足)
①1段につき稲2束2把と決められ、収穫高の約3%にあたる。
②全国(主に東国)の兵士から選ばれ、大宰府に所属し、3年交代で任務にあたった。
③貴族や寺院、地方豪族は、農民らを使って大規模な開墾を行い、私有地を広げていった。この開墾地が荘園の始まりとなった。この法令により、公地・公民制が崩れた。
⑤630年の第1回派遣から894年に停止されるまで15回にわたって派遣され、留学生や学問僧なども同行した。894年に菅原道真の進言によって停止された。
⑥仏教によって国家の安定を図ろうと考え、国ごとに国分寺、国分尼寺を建立し、都には東大寺と大仏を建立した。遺品は正倉院に納められている。
⑦752年に本尊の大仏(高さ約15m)の盛大な開眼供養が行われた。東大寺は、その後2度にわたって焼失したが、再建され、現在の大仏殿は江戸時代のものである。
⑧その他に、シルクロードを通って、西アジア・南アジア・ギリシャ・ローマから運ばれてきた工芸品も含まれている。柱を使わず、三角材を井の字形に積み上げて壁とする校倉造でつくられている。
⑨当時、基金や伝染病で社会不安が広がっていたため、仏教によって国家の安定を図ることを目的として作られた。僧寺(男性の僧がいる寺)として国分寺、尼寺(女性の僧がいる寺)として国分尼寺が建てられた。
⑩宮廷に伝わる「帝紀」「旧辞」をもとに。天武天皇が稗田阿礼に暗誦させたものを太安万侶が書き記した。神話や伝承、推古天皇までの歴代の天皇の物語。
一言
お疲れさまでした。
今後も頑張っていきましょう!