【超効率勉強法part2】チャートバラバラ勉強法
こんにちは。ライスです。
前回の「やってはいけない勉強法」の記事では多くの人がやっている間違った勉強法を紹介しました。目的・考え方ひとつで勉強法は良くなることが分かっていただけたと思います。
まだ見ていない方のために下記にリンクを貼っておきます。
今回は、実際に効率の良い少し変わった勉強法を一つの事例として紹介し、どんなメリットがあるかを紹介します。紹介する勉強法をやればよいというわけではなく、どんな勉強法が効率的な勉強法なのかを実感してほしいと思います。
<目次>
はじめに~正しい勉強法のたった一つのポイントとは~
現在の社会にはあらゆる勉強法が存在しています。恐らく多くの方は、何が正解で何が間違っているのかがわからない状態でしょう。情報が多く簡単に手に入ることは現社会の良い点かもしれませんが、逆に情報がありすぎることが現社会の良くない点なのかもしれません。そんな社会の中で自分なりに情報を取捨選択し、正しい勉強法を見つけていかなくてはなりません。
ここで私がお伝えしたいのは、効率が良いとされる正しい勉強法には“一つの特徴がある”ということです。
それは、「アクティブラーニング」です。
これは、積極的(アクティブ)に学習(ラーニング)に取り組んでいく手法のことです。現在、文部科学省を中心に学校教育でも「従来の講義型」ではなく自ら学ぶように仕向ける「アクティブラーニング」を取り入れるようになっています。このアクティブラーニングこそが今後の教育界を支え、超効率勉強法に役立ってくるはずです。
事例を紹介!チャートバラバラ勉強法
では、早速今回のタイトルにもあるように「チャートバラバラ勉強法」を紹介しましょう。
多くの方が知っているであろう高校数学界王道の参考書「チャート」ですが、今回はちょっと変わったその勉強法を紹介します。チャートには目的・能力に応じていくつかの種類がありますが、基本的に何を用いても大丈夫です。
チャートについて詳しくし知りたい方は以前私が書いたチャートに関する記事のリンクを下記に貼っておきます。
このチャートを利用する人の多くは初めのページから勉強を進めていくことと思いますが、今回紹介する勉強法は違います。
では、今回紹介する「チャートバラバラ勉強法」では、チャートを用いてどのように学習するかについてお話していきます。
①一通り眺め、どんな公式が使われているかなどを確認する
まずは、全ての問題を解くのではなく、どのような問題がどんな公式を使って解いているのかを確認します。ここでは、完璧に理解する必要はありません。
②すべてのページを切り離し、一枚一枚の紙する
次は、冊子になっているチャートを一枚一枚に切り離し、紙にします。
自分ですることもできますが、難しい方は学校の先生塾の先生、事務員さん等に頼んでみてください。
③切り離したものをシャッフルし、問題を解く
最後に、バラバラにしたチャートを実際に問題を解いていきます。
以上がチャートバラバラ勉強法のやり方になります。
青チャートバラバラ勉強法のメリット
ここからが今回、最も大事な内容になります。冒頭でもお話ししましたが、この勉強法の事例を紹介しメリットをお話しすることでどのような勉強法が正しいのかを実感してもらうことが今回の目的です。
今回の目的を確認できたところで「チャートバラバラ勉強法」のメリットをお話していきます。
一つ目は、応用問題に強くなるということです。
様々なタイプの問題をランダムに取り組むことで、解法の幅が広がります。テストで良い点を取るためにはさまざまな解法を組み合わせて答える能力が必要になってきます。順番どおりに解いていくと、その内容の解法ばかりが頭に浮かび解法の幅は広がりません。そうした意味でこの勉強法は応用問題に対する対応力が身につくのです。
二つ目は、試験に強くなるということです。
テストでは、教科書や参考書の順番どおりに出るとは限りません。突然、全く違う問題が出題されたとき、パニックになり頭が真っ白になってはこれまでのせっかくの努力が水の泡です。無意識かもしれませんが思い出せないことが多い方は要注意です。そうならないためにも普段の勉強からの訓練が重要になります。このチャートバラバラ勉強法ですと日頃からランダムに演習しているのでどんな問題を出されてもどうってことありません。
三つ目は、勉強に飽きなくなるということです。
勉強が続かない人や長時間できない人の多くは、勉強に飽きてしまうという原因が多いのです。勉強の敵は「飽きること」なのです。多くの人が行っている勉強法は参考書を順番通りに解いたり、関連する内容を解いたりしていると思います。これだと先がわかっている勉強になり、飽きてくるのです。映画やドラマ等を想像してください。飽きないのはなぜでしょう。それは、この先がどういう展開になるのかわからず好奇心を刺激し続けているからです。 勉強も同じです。次にどんな問題がくるかわからない状態は、同じ内容を続ける勉強法よりははるかに「飽き」は少なくなるのです。
おわりに~チャートバラバラ勉強法から学ぶこと~
何度も言っていますが、今回私がお伝えしたいことは、今回紹介した「チャートバラバラ勉強法」を実践してくださいということではありません。それよりもこの勉強法のメリットから、こういう勉強が目的を持った正しい勉強法であるということを実感してほしいのです。
もちろん、受験対策や模試対策の勉強には効率の良い勉強なので実践することは良いことです。
現社会には本当にたくさんの勉強法が存在し、それを簡単に知ることができます。そんな中で、今回実感してもらったようにどういった勉強法が自分の目的に合っているのかを見極められるようになってほしいと思います。
不安な際は気軽にコメントしてください。
次回はより具体的に「アクティブラーニング」についてお話していきます。