「中学歴史」重要語句~一問一答~(No.10)
こんにちは。ライスです。
今回でいよいよ「中学歴史重要語句第10回」です。
早速始めていきましょう!
<目次>
問題
①平清盛が兵庫の港(大輪田泊・現在の神戸港の一部)を修理して行った、日本と宋の民間貿易を何というか。
②1185年に平氏を滅ぼした、平安時代末期から鎌倉時代初期の武士は誰か。
③鎌倉幕府において、軍事や警察の仕事を行った地方官を何というか。
④鎌倉幕府において、年貢の取り立てや土地の管理などを行った地方官を何というか。
⑤源頼朝が鎌倉(神奈川県)に開いた幕府を何というか。
⑥もとは、蝦夷を討つために東北地方に派遣された臨時の指揮官を何というか。
⑦鎌倉幕府で、将軍の補佐をする役職を何というか。
⑧鎌倉時代に、将軍と主従関係を結んだ武士を何というか。
⑨鎌倉時代、将軍が⑧に対して与えた恩恵を何というか。
⑩鎌倉時代初期の上皇は誰か。
解答
①日宋貿易
②源頼朝
③守護
④地頭
⑤鎌倉幕府
⑥征夷大将軍
⑦執権
⑧御家人
⑨御恩
⑩後鳥羽上皇
解説(補足)
①11世紀後半以降に活発に行われるようになった。宋からは、宋銭・絹織物・香料などが輸入された。一方、日本からは金・水銀・硫黄・漆器などが輸出された。
②全国に守護・地頭をおき、全国支配の基盤をつくり、鎌倉に幕府を開いた。1192年に征夷大将軍に任命された。
③1185年、源頼朝が義経をとらえることを口実に朝廷に迫り、国ごとにおくことを認めさせた。
④1185年、源頼朝が義経をとらえることを口実に朝廷にせまり、荘園や公領ごとにおくことを認めさせた。鎌倉に幕府があった時代を鎌倉時代という。日本で初めて本格的な武士による政治が行われた。1180年に侍所、1184年に政所・問注所が、1185年には守護・地頭がおかれ、支配権は西国にもおよび、幕府が確立した。源氏の将軍が3代でほろんだ後、北条氏が代々執権として権力をにぎり、1225年には評定衆がおかれ、合議制で政治を行った。1333年にほろんだ。
⑥平安時代初期の坂上田村麻呂が有名である。1192年に源頼朝が任命されて以降、武士の棟梁である地位の呼び名となった。室町幕府を開いた足利尊氏、江戸幕府を開いた徳川家康らも征夷大将軍に任じられた。
⑦北条氏が世襲し、頼朝の死後、執権が政治の実権をにぎった。これを執権政治という。
⑧将軍から領地や役職をあたえられるなどの御恩に対して、将軍に忠誠を誓い、警護やいくさで戦うなどの奉公をした。
⑨先祖代々の領地を保障することや御家人の功績に対し新しい領地・役職を与えることなどある。これに対して、御家人が将軍に忠誠を誓い、幕府や朝廷の警護を行い、戦時には戦いに参加することなどを奉公といった。
⑩幕府を倒そうとして承久の乱を起こしたが、失敗し、隠岐(島根県)に流された。優れた歌人でもあり「新古今和歌集」を編集させた。
一言
お疲れさまでした。
以上で100用語の整理完了です。
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