「中学歴史」重要語句~一問一答~(No.19)
こんにちは。ライスです。
今回で「中学歴史重要語句第19回」です。
早速始めていきましょう!
<目次>
問題
①老中の松平定信が1787年~1793年に行った政治改革を何というか。
②日本の古典を研究し、日本古来の精神を明らかにしようとする学問は何か。
③「古事記」を研究して「古事記伝」をあらわし、②を学問として大成したのは誰か。
④オランダ語を介して西洋の近代的な技術や文化を学ぶ学問は何か。
⑤江戸時代中期に、石の杉田玄白や前野良沢らが出版した人体解剖書を何というか。
⑥江戸時代、農民や町民の子弟に浪人や僧侶、神官などが読み・書き・そろばんなどを教えた教育施設を何というか。
⑦幕府の命令を受け、1800年~1816年にわたって全国の沿岸を測量し、「大日本沿海興地全図」という正確な日本地図を初めてつくった人物は誰か。
⑧19世紀初めの文化・文政期を中心に天保の改革の頃まで、江戸を中心に栄えた文化を何というか。
⑨江戸時代後期の浮世絵師で、浮世絵に狩野派や西洋画などの技法を入れ、独自の画法を確立したのは誰か。
⑩江戸時代後期の浮世絵師で、変化に富んだ日本の四季の風景を叙情的な風景版画に表し、浮世絵の新分野を開いたのは誰か。
解答
①寛政の改革
②国学
③本居宣長
④蘭学
⑤解体新書
⑥寺子屋
⑦伊能忠敬
⑧化政文化
⑨葛飾北斎
⑩歌川広重
解説(補足)
①江戸に出稼ぎに来ていた農民を故郷に帰したり、ききんに備えて農民に倉をつくらせ米を貯蔵させたり、商品作物の栽培を制限したりして農民の立て直しをはかった。また、借金に苦しむ旗本や御家人を救うため、札差しからの借金を帳消しにし、質素倹約を命じて武芸を奨励した。さらに、寛政異学の禁によって湯島聖堂の学問所で朱子学以外の学問の講義を禁止した。
②儒学や仏教の影響を受ける前の日本人らしさを研究するもので、本居宣長によって大成された。国学の思想は天皇を尊重する思考や外国の勢力を排除する考えと結びつき、幕末の尊王攘夷運動に大きな影響を与えた。
③江戸時代の国学者。伊勢国(今の三重県)の松坂の医者。江戸時代の国学者で医学や儒学を学んだ後、国学研究につとめる。
④杉田玄白らが「解体新書」を翻訳・出版して基礎を築き、医学、兵学、天文学などの分野で盛んになった。
⑤日本最初の西洋医学書の翻訳本で、オランダ語版のヨーロッパの医学書(「ターヘル・アナトミア」)を翻訳したものであった。
⑥産業や商業の発達にともない、実用的な知識が必要になったことから、各地につくられた。
⑦江戸時代の地理学者。50歳の時に江戸に出て、測量や暦学を学んだ。
⑧町人が担い手となり、しゃれや通などを好む、庶民性の強い円熟した文化が発達した。川柳や狂歌が流行し、浮世絵では錦絵がうみだされた。
⑨ゴッホなどヨーロッパ後期印象派の画家にも影響を与えた。「富嶽三十六景」が代表作である。
⑩江戸から京都までの街道におかれた53の宿場などの風景を描いた「東海道五十三次」。江戸の名所をおさめた「名所江戸百景」が代表作である。
一言
お疲れさまでした。
以上で190用語整理完了です。
次回も頑張りましょう。